テレワークを導入する目的を明確化する事が重要!
テレワーク導入は新型コロナウィルスの感染予防対策として、多くの企業が取り組んでいますが、テレワークを感染予防対策だけの目的で導入するのは非常にもったいない話だと思います。
これをきっかけとして仕事のやり方を変えるための道具と考える事が重要でしょう。
もちろん、全ての企業、全ての業種でテレワークができるというわけではありません。
しかし、これまではテレワークという業務形態を知っていても、導入するメリットがないと考えてきた企業がほとんどでしょう。
あらためて、テレワークによる業務の効率化を考えてみなければなりません。
テレワークを導入する目的が明確でなければ、導入する意味を見出せないと思います。
ここではテレワークを導入する目的について解説したいと思います。
事務処理関係の部署であればテレワークを導入しやすい!
企業活動をする上で、どのような業種でも事務処理関係の部署はあると思います。事務処理関係は基本的にパソコンに向かった仕事になりますので、テレワークができない理由はほとんどないと思います。
しかし、テレワークの導入が進まないのは、新型コロナウィルスの感染予防対策として導入しようとしてもベース部分がテレワークを想定していないので、すぐに対応する事ができないだけなんですね。
始めからテレワークを前提した仕事の進め方を考えておけば、いつでもテレワークに移行する事ができると思います。
製造業の社員を全てテレワークは難しい!
それから、製造業というのは専用の機械が特定の場所にある事が多いので、テレワークの導入というのは難しいのですが、全ての人がその機械を使っているわけではないと思います。つまり、社員の仕事を全てテレワークにするのではなく、半分だけをテレワークに移行する事も考えていかなければなりません。
それによってどの程度の効率化が図れるかの見極めも重要でしょう。
当然、企業独自のノウハウというものもテレワーク仕様にしなければならないので、試行錯誤が必要になると思います。
試行錯誤の先には、今までよりも色々な意味で強い企業の基盤が出来上がっているはずです。
テレワークのメリットは通勤時間のロスタイムを無くす事!
テレワークのメリットは、人が移動しない事による通勤時間のロスタイムをなくす事だと思います。実際の業務の時間短縮にならなかったとしても社員の拘束時間は減少しますので、実質的な効率化になっていると判断すべきでしょう。
通勤による満員電車の解消にも繋がると思いますので、感染症対策にもなります。
通勤や退勤の時に仕事のスイッチを入れたり、消したりする人もいますので、そういう方にとっては通勤時間というのは大切な時間かもしれません。
しかし、だいたいの人は通勤時間がなくなるので、その分遅くまで寝れたり、ゆったり時間が使えたりなど慣れれば、肉体的にも精神的にもメリットが多いと思います。
ペーパーレス化による業務の効率化を図る!
また、自宅で仕事をするためにはペーパーレス化も重要な課題になりますよね。これまでは紙を使っていた仕事でもパソコンやタブレット上のデータとして表現できる事はたくさんあります。
最初は慣れないかもしれませんが、紙を出力する作業も無くなりますし、紙を使わなければ資源の無駄使いもしなくて済むので、全体的な業務の効率化にも繋がると思います。
企業としてコピー機をも要らないですし、それに伴うインク代や紙代も必要なくなりますので、経費削減に繋がる事間違いなしですね。
ペーパーレス化も含めて、自分たちの仕事のやり方をもう一度見直してみる良い機会と捉えている企業は、これからの時代に対応できるはずです。
テレワークの導入を検討しない企業は今後行き詰まる!
逆にテレワーク導入を検討しようともしない企業は、いずれまた行き詰まってしまう事でしょう。何故なら今後も今回のような新型の感染症が出てくるだろうし、予想もしない事態が起こってしまうかもしれないからです。
何かが起こってしまった時に、外出自粛などが要請されてしまえば、企業活動をストップしなければなりません。
そうなれば、売上を上げる事ができなくなってしまうのに、固定の費用は支払わなければならなくなり、最終的にも倒産の危機に陥ってしまいます。
そうなってからでは、もう遅いんですね。
インターネットが当たり前のインフラとなっている時代ですが、職場内での普及はまだ不十分と言えます。
それが新型コロナウィルスによって見えてきたのです。
今後は今回の新型コロナウィルスの感染予防対策をしながら、企業活動を止めないような施策が必要になってくるんですね。
テレワークで業務の効率化が可能!
現在テレワークというのは新型コロナウィルスの感染症予防対策の側面が強いですが、業務の効率化という目的でテレワークを実践しても十分にその効果は発揮してくれると思います。もちろん、これまでの働き方よりも効率が下がってしまう事もあると思いますが、短期的な視点ではなく、長期的に見ればメリットが多いと思いますので、導入をした上でどんどんブラッシュアップする事が望ましいと思います。
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