実際にテレワークを導入してみて分かってきた事とは?


新型コロナウィルスが蔓延した事をきっかけにテレワークという働き方が注目されるようになりました。

テレワークという言葉が広まったのは最近ですが、この働き方自体は以前からあったんですね。

企業活動を止めずに働けるという事で、導入を始めた企業も数多くありましたが、テレワークを実際に導入してみて分かってきた事もありますよね。

メリットがいくらあったとしても、実際に導入してみないと分からない部分があると思います。

テレワークは決して万能な働き方ではありません。

業種によっては導入が難しいところがあるのも現実です。

しかし、これまでの働き方では新型コロナウィルスが蔓延している現在ではリスクがあり過ぎます。

ここでは実際にテレワークを導入してみて分かった事について解説したいと思います。


無駄な会議が多すぎるという事を実感できる!

世界中に新型コロナウィルスの感染が広がり、自宅待機を余儀なくされた人も少なくありません。

このような状況でテレワーク導入が注目を集めているのですが、自宅で仕事を始めると様々な事が分かってきたと思います。

これまでは当たり前のようにやっていた事が実はやらなくても仕事が進められるという点ですね。

テレワークを始めてみると、無駄な会議が多すぎるという事も実感できますよね。

情報共有の場として会議を考えているという人もいると思いますが、話し手と聞き手の意思疎通が上手く行かないような会議であれば、やるだけ無駄と言えるでしょう。

テレワークにおいて会議を開くためにはテレビ会議システムを使えば良いだけなので、仕組みとしては難しくありません。

しかし、1日中会議をしているわけではないですし、全体のプロジェクトを円滑に進めるために様々な情報を共有する必要性が分からなくもないですが、会議自体は生産性のあるものではありません。

会議の回数を必要最低限に抑えるだけでもかなりの無駄を省けますよね。

省いた労働力を生産性の高い作業に向ける事ができれば、仕事の効率も格段に上がってくると思います。

 

印鑑を押すためだけにわざわざ出勤しなければならない!

あとは押印の文化ですね。

ニュースなどでもかなり取り上げられていましたよね。

日本には昔から印鑑というツールがあり、これを押す事によって書類に価値を与えてきたという歴史があります。

印鑑を押すためだけにわざわざ出勤しなければならないという人がいる事について、何か改善できる方法があるのではないかと思ったという人は少なくないと思います。

もちろん、法律的な面で押印が必要になる事はありますが、社内書類であれば別の手段を取る事もできますよね。

パソコンが1人1台になり、社内ネットワークが充実している会社であっても、押印が必要な書類がたくさんあるのが現実です。

この押印の文化についてはテレワーク以前の問題なのですが、テレワーク導入によってようやく見えてきた問題と言えるでしょう。

ただ、最近になって電子印鑑のサービスを開始した企業もありますので、今後わざわざ印鑑を押すためだけに出社するという事も徐々に無くなっていくものだと思います。

 

テレワークによって仕事のやり方を見直すきっかけになる!

この他にもたくさんの無駄が存在していると思います。

これまでは無駄だと思っていても、今までそのやり方でやっていて、特に問題がなかったから続けているという事も多いと思います。

テレワークの導入によって、自分達がこれまでやってきた仕事のやり方を見直すきっかけにしたいものですよね。

テレワーク導入を検討する時には、今の仕事のままをテレワークに移行するのではなく、テレワークに適した仕事のやり方に変えていかなければなりません。

それをせずにテレワーク導入に踏み切ってしまうと、新型コロナウィルスが終息した時に元の状態に戻ってしまうでしょう。

人間というのはこれまで習慣としてやってきた事を簡単に変える事ができません。

そのため、仕事の効率化を図ろうとすると、強い抵抗を受ける事が多いというのが現実なんですね。

これまでやっていた事が無駄と評価される事に拒否感もあるのでしょう。

しかし、今のままの仕事のやり方では会社の利益に反する事になりますので、会社全体で考え方を変えなければなりません。

無駄なものは時間が経っても無駄である事に変わりはないと思いますので、早めに排除した方が良いと思います。

 

テレワークという仕事のやり方がスタンダードになっていく!

テレワークによってあぶり出された無駄というのは、これまで当たり前と思っていたものが多いと思います。

多分、無駄かどうかも考えた事がなかったんでしょう。

日本というのは他の国と比べて生産性が低いと言われておりますが、このような無駄を当たり前のようなやっていた事も原因かもしれませんね。

テレワークを導入した事による弊害というのは確かにありますが、これからの時代はテレワークという仕事のやり方がスタンダードになっていくと思います。

そうであるなら、早めに導入を検討した方が今後の企業活動にもプラスに働くはずです。


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